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メニュー>サポートクラス>サロゲート>ダブルコール [Skl,-,U,-,4,1/On《ディバインコール》:「装備部位:片」の召喚具2つ取得]☆☆ 双短剣型のシーフか《ツインアーツ》を見据えているウォーロードなら取得する価値があるスキル。 複製しているということなので2つとも同じ召喚具で無ければいけないというのが人によっては微妙。 まぁ、召喚具はスキルの所持者以外にも装備可能なようなので、受け渡しありの卓ならば一考の余地があるかもしれない。 -- 名無しさん (2013-03-21 10 04 41) 残念ながらエラッタで召喚具は〈ディバインコール〉の使用者のみ所持、装備可能と追加されたため受け渡しは不可能です。 2人以上でディバインコールを使用、互いに交換するという形であればあるいは。 -- 名無しさん (2014-06-09 09 41 54) 双焔神剣のためにあるようなスキルではありますが、グレイプニル二本持ちも(命中修正-4を何とかできれば)結構強力。 なおあくまで同じ召喚具を右手と左手に1つずつ装備するだけのスキルのため、攻撃力その他諸々を合算するためには《アンビデクスタリティ》か《ツインウェポン》からの《フルスイング》《ツインアーツ》が必須。 まぁ‥‥あとはなんだ、《ディバインシュート》の弾数を倍にできる、という細やかな利点もあったりはする(苦笑) -- 名無しさん (2021-07-05 15 26 44) いったい何が(苦笑)なのだろうか。まあ、面白いと思って書いているのだろうが 呼び出す召喚具の効果はシーン1回制限の強力なものも多く そのためだけに使い捨てて再度呼び出しをする運用もあり得る程のものだ その場合《ディバインコール》のSLを上げ続けるより、 この《ダブルコール》を併用した方が枠効率が格段に良くなる 《ツインウェポン》や《アンビデクスタリティ》がなくとも 武器効果を使用済みになった右手、左手を切り替え、武器効果を倍使いこなす運用は 強力な盾があまりない基本帯では特に有用なビルドの一つでもある -- 名無しさん (2021-07-05 20 00 33) 無駄に喧嘩腰なコメントはたとえ有用なことを言っててもイラッと来るからやめて欲しいなあ。 -- 名無しさん (2023-10-25 21 45 38) 書く方も自業自得なのでは? (苦笑)とか付けちゃうの見てて恥ずかしいチラシの裏に書いてろ案件だし -- 名無しさん (2023-10-28 11 50 13) (苦笑)とか見てて恥ずかしい、チラ裏に書けって指摘にはみんな同意するでしょ でもそこから喧嘩をおっ始めるのはそれ以上に痛々しい行為ですから -- 名無しさん (2023-10-28 15 46 11) 2年以上前のレスにイラッと来るとか書き込まれても急に喧嘩売りに来たようにしか見えないが -- 名無しさん (2023-10-28 17 36 55) だとしたらあんたも同罪だろうな 見苦しいからさっさと辞めればいい -- 名無しさん (2023-10-28 20 01 34) 無駄改行とか(苦笑)とか、見てて痛々しいし、これで優しくして、ってのはネットに向いてないと思うな・・・ そもそも上のコメでも言われてるように2年も前のコメントに突っかかってる時点で大丈夫かってなるし そういう人はこういうところ書き込むのも見るの辞めた方が良いぞ、当人がストレス貯まるだけだ -- 名無しさん (2023-10-29 00 31 44) (苦笑)もいったい何が(苦笑)なのだろうか。も無意味に突っかかるのも同レベルにしか見えないわ。 -- 名無しさん (2023-10-29 02 16 57) ここを含めて荒れているコメントを一気に消そうと思ったけど、管理者しか編集できないみたいですねぇ。もう放置されている感じでしょうか -- 名無しさん (2023-11-02 00 13 21) むしろ管理者以外が勝手にコメント消したりしようって考えてる事がすごい 自分の思い通りにならない他人のコメント消しちゃおうとか自己中が過ぎると思う 「荒れてるコメント」なんて見る人の匙加減次第なのに・・・ -- 名無しさん (2023-11-02 01 54 18) 見る人の匙加減なら、罵詈雑言もOKですね。みんなもっと好き勝手やりましょうよ -- 名無しさん (2023-11-02 06 28 33) 名前 コメント
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作・vipkKBZ7zA氏 トリップ ◆vipkKBZ7zA 夜。月光がアルヴァーナの街を淡く照らし、星の光が優しく降り注ぐ。 今の時間帯と景色と共にまさしく夜である。誰が何と言おうと夜である。もしかしたら昼だと言い張る者がいるかもしれないが とにかく夜である。 大人たちはまだ起きていて宿屋兼酒場で談笑、もしくは馬鹿騒ぎでもしているのだろう。 もしくは家で子どもが寝静まる時を見計らい、そっとその愛らしい寝顔確認しているのかもしれない。 子どもの愛くるしさに微笑みを浮かべつつ、そっと伴侶に小声で伝え服を脱ぎだし夜のお勤めを開始する夫婦もいるだろう。 とにかく今は夜であり大人の時間であった。良い子は寝なくてはいけない時間だ。悪い子も眠くなってきて布団に潜りこんでいる筈だ。 もちろんお嬢様であるラムリアも ――― 「あぁ! ひぁああ……ぐぅ……うぅん! ――― んあぁあ!?」 「ん……しょ、どう? 気持ち……いいかな?」 布団の上に体を預けてはいたが、彼女の上に乗っかっているものは高級な掛け布団などではなく、幼いアースマイトの少年 ――― アルスであった。 幼い子供の内に性交を覚えると癖になってしまうと云うが、彼らを見ているとそれも間違いではないと頷ける。 年相応と言うには少々大きめな少年のモノが少女の体の奥に突きつけ入れられるその都度大きな嬌声が部屋に響いた。 「あ、あ、んぁ……ふぁい……気持ひ…いい、れ! すぅ!」 「ん! ちょっと……ラムリアってば締め付けすぎ……」 アルスとしてはそれ程強く押し入れているつもりはないのだが、先端が子宮に触れる度ビクン、と少々過剰気味にラムリアの体がベッドを跳ねる。 よほど彼女は感じやすい体質なのだろうか、それとも相性がいいのか、恐らくは両方だろう。 ラムリア自身も快楽を人一倍感じやすい体なのだろうが、それは他者に与えるという点においても人一倍だった。 ギュウギュウ、と強い力で少年のソレを圧迫する。さらにただ締め付けがキツイというだけではなく絡みついてくるような感触を与える。 そして腰を引くたびに、媚肉がめくれる感触が離れようとしない。 それがまたアルスにとって堪らなく気持ちが良いのだ。下品な話だが、言ってしまえば名器であった。 「ぁん、はぁ……そん、なこと……ふぁ! 言っても、おぉん!」 懸命に弁解しようとするも、そんなことは関係ないとばかりに激しいピストンが続くためどうしても途切れ途切れになってしまう。 息も荒く白い肌を真っ赤に染めながら涙を浮かべるラムリアを見てアルスの欲望はさらに増す。 可愛い可愛い可愛いと頭の中は彼女に対する愛情で埋め尽くされ、童顔をゆっくりと下げ唇を重ねた。 「ん、ちゅ……ふぅ……んんぅ! ふぁ……んぁ!」 舌は入れないが、強い力で唇を互いに合わせあう、彼女自身もキスが好きなのだろう、積極的にアルスとの口づけを行う。 「ちゅ、ぅん……んちゅ ――― ふふ、ラムリア可愛い」 少しだけ唇を離し、顔を赤くしながら優しく微笑みつつ、嘘いつわりのない言葉で呟いた。本人の自覚は薄いが 中性的な顔立ちなだけにとても可愛らしい笑顔である。とは云ったものの下半身は相変わらず凶暴に動いているが。 「ふ、あぁぁ! そんな! こ…と、あぁん! 言わな、んぅ……で、くださいよぉ」 「う、うわちょっ!」 愛情たっぷりの自分への言葉と共に可愛らしい笑顔を向けられたせいか、さらに彼女は興奮する。 そのせいか唯でさえきつい締め付けがより強力となる。 (うぅ、 まずい……でちゃいそう…) 凄まじい快感が襲いかかる。なんとか耐え切ったが、アルスの頭の中では危険信号が鳴り響いていた。 下半身から全身へとじわじわと広がる快楽。油断しているとすぐにも射精してしまいそうだ。 (はぁ、気持ちい……じゃなくてまずいなぁ) 子どもらしからぬ精神力でなんとか耐えているのだが、それでもきつい。別に彼自身が先に果てても何ら問題は無いのだが、 一緒にイキたいという気持ちが強い。それは無理でも先にイキたくはない、簡単に云えば男としてのプライドであった。 ガキの癖に一丁前である。 (ん~! ……どうしよう あ、そうだ) 良いアイデアが閃いた。と同時にそれを実行すべく、するりと両手をラムリアの胸に伸ばした。 ふにふにと極上のマシュマロのような感覚が手のひらに吸いつき心地よい。 「あぁああ!? ……む、胸はだめ、ってぇ……い! ったのにぃ!」 一方ラムリアは弱いところを責められ、柔らかい感触にのほほんと和むアルスとは対照的に強い快感に翻弄されてしまう。 結局アルスは、先にイキたくないのなら徹底的に快感を与えて、先に絶頂に導いてしまえと、少々強引な方法に頼った。 「はぁ……でもこうした方が気持ちいいでしょ? はむっ」 「ひゃあぁ!?」 快感交じりの声を上げながらの抗議に、知ったことではないとばかりに乳首を口に含んだ。 アルス自身の限界も来ているため焦っているのか、音が立つ程の強さで吸う。いやらしい水音が下半身のピストンと共に響きあう。 アルスが彼女に快楽を与えるために胸吸う光景は、幼子同士であるためか、かえって卑猥であった。 「ぁああぁあ! き、もひよふぎぃ! らめなの、こわれひゃ、ぁあああぁ!」 (作戦成功! だけど余計にきつく……だめだ、僕ももう限界……) ラムリアを限界に導いたのは良いが、自分にもダメージが大きい両刃の剣だったようだ。結局二人同時に絶頂へと向かうこととなった。 それをお互いに望んでいたため特に問題はない。 「いっひゃふ! い……ひゃあああぁぁあああああああ!」 「んっ……! 出す……よ!」 どっくぅう、と実際に音が出たわけではないがそれを連想させる程の大量の精液がラムリアの膣内に放たれる。 「は……ああああ、これぇ、ひゅきぃ♪ あ、ぁあああぁああ♪」 体の中に精液が流れ込む感覚にさらに興奮したためか、ラムリア再びオーガズムを味わうことになった。 とは言え先程のように急に弱点を突かれたわけではないため余裕があるのか、顔はにへら、と唾液を垂らしながら笑みを浮かべている。 壊れているとも取れなくはないが。 「ふぅ……汚れちゃったね」 そんな彼女の様子を見て、可愛いなぁ、とまたも心の中で呟きながらアルスは微笑みつつ言った。 「はぁ、はぁ……そう、でふね」 未だに続く快感に浸りつつアルスの言葉に返す。まだまともに喋れそうにないようだ。 「お風呂、入ろっか」 無邪気な声で言葉を放ったアルスの笑顔は、異性どころか万人が魅了されてしまいそうなほど素敵であった。 その笑みぽ~っ、と見とれつつ 「ふぁい……」 彼女は素直に頷いた。 ――――――――――――――― ヴィヴィアージュ邸のお風呂場。一般的なアルヴァーナの市民、と云うよりは大多数のノーラッド王国の国民は各々の家庭に浴室は無く、 基本的には銭湯などの公衆浴場で湯あみを行う。恐らくはそれがノーラッドの文化なのだろう、決して容量云々の為に削られている訳ではないのである。 それに細かい言いだしたら大体のゲームにお風呂場がないことが当てはまってしまう。取り敢えずはお金持ちの家に浴室がないというのも妙な話なので、 違和感は少ないと思われる。 メタな話はさて置いて、二人は(ゲームにはない)邸の浴槽に一緒になって浸かっていた。町の銭湯ほどは浴槽も大きくは無いが、 それでも中々の広さを誇り、使われている材質も高級なものが多い。お子ちゃま二人だけが使うにはもったいない。 ちなみに二人とも全裸で入ってはいるが、白い草とトイハーブをベースに使った入浴剤が湯を乳白色に変えているため お互いの体は見えていないため健全である。多分、きっと。 「アルスさんは嘘吐きです……」 先程絶頂を迎えたときからある程度時間がたっているため、痴呆状態からは抜け出すことができたようだ。 ラムリアは、頬をぷぅっ、と可愛らしく膨らませて、これまた可愛らしい声で文句を口にする。 「あははは、つい夢中になって ――― ごめんね」 そんな彼女に対してアルスは弱弱しい声で弁解をした。後ろめたい気持ちが多少はあるのか口は笑っているものの、眼は伏せていた。 「謝っても駄目です。いつも前もって駄目だって言ったところばっかり意地悪するんですから」 言葉自体は厳しいが、言っている本人はどことなく楽しそうである。本気で怒っている訳ではなく、 フリをしているだけのようだ。しかしアルスは本気で怒っていると思っているのか、オロオロとしている。 「うぅ……どうすれば許してくれるの?」 「うーん、そうですねぇ……」 落ち込んでいるアルスさんも良いなぁ、と心の中で呟きながら顎に手を添えて考える。これもフリであるが。 「じゃあこれから話す質問に全部答えてください。嘘偽りなく」 ずずい、と顔を近づけ、笑みを浮かべて、ウィンクをしながら言った。アルスから見ると浴室の明りからちょうど逆光になっていて、 その笑顔がちょっと怖い。アルスは身を引きつつウィンクにちょっぴりときめいた。お互いメロメロすぎである。 「返事は?」 「は、はい……」 そんな彼の心境を知ってか知らずかニコニコと笑って返答を促す。怒った演技などとうに忘却の彼方だ。 ただその笑顔がちょっと黒く見えるのは、恐らく自分の錯覚だろうとアルスは己に言い聞かせる。 「それでは……私の好きなところを教えてくださいな」 と、打って変って顔を赤らめ、もじもじとしながら古臭い少女漫画のヒロインのように乙女の香りを漂わせながら問いかける。 どんな質問を聞かれるのだろうかと内心怯えていたアルスは、一瞬きょとんとしたが、すぐに心からの笑顔を浮かべ 「全部だよー」 語尾を伸ばしながら嘘偽りのない言葉を口にした。 恥じらいもせずに答えたアルスに対してラムリアは頬をさらに赤くした顔を見せることとなった。 「むぅ、そんな曖昧な……」 具体的な表現が聞きたかったのだろう。ちょっぴり不機嫌な声色で不満を訴えた。 ただし口元の緩みを止めることができていない。 「だって、本当に全部好きとしか……」 口にしていて漸く恥ずかしさに気付いたのだろうか、ぶつぶつと呟きが小さくなると共にアルスの顔も赤みが増してゆく。 「そ、それじゃあ次の質問です ――― 浮気は、してませんよね?」 先程の乙女オーラとは打って変わり、瞬間、魔王を思わせる暗黒のオーラを体から噴き出させ、 普段の高い声が嘘のように低ーい声で問い発した。そんな彼女の豹変ぶりにアルスはお風呂に入っている 筈なのにパドバ山脈を全裸で彷徨っている程の寒気を覚えた。 「そ、そそそそそそそんなワケナイジャナイデスカ」 顔を真っ青にして普段は彼女に対して使わない敬語を片言で話す。 「本当……ですか?」 そんなアルスの様子を怪しく思ったのか、自分が怯えさせているとは毛ほども思わず、笑いながら 追及する。ただ目から絶対零度の冷気を発していた。 「本当だってば~、なんでそんなこと聞くのさ」 体の半分をお湯に浸かっているとは思えない速度で身を引き、ラムリアとの間に距離を空ける。 冷汗を大量に噴き出させ内心涙を流しながら嵐が治まることを祈っていた。 「だってアルスさんって女の子に凄い人気があるんですもの……」 黒いオーラを少し抑えて、拗ねたように答える。アルスはその声の中に不安の色を感じ、恐怖心を抑えながら ゆっくりとラムリアに近づいていった。 「そんなことないって、僕そんなにモテないし……」 そう言いながらラムリアの手をとり両手で包みこんだ。突然とも云えるその行動にラムリアは目を見開く。 さらに ―――― 「こんなに可愛くて素敵な女の子が僕のことを好きでいてくれるんだから……他の女の子に目がいく暇なんて全然無いよ」 臭いと呼べるレベルの気障な言葉を聞かされ呆然とする。数秒後、ぼっ、と音が出るほどに顔を真っ赤に燃やした。 (あっつ!) 本人は全く自覚なしに吐いた台詞だが、乙女思考の彼女にとっては効果抜群だったらしい。 触れている両手から熱いと言える温度が伝わって来た。 ちなみにモテないと言ったが、本人が気付かないだけであってアルス慕う女の子はかなり多い。 顔は父親に似ており、中性的だが美系と云える。おまけに武器の扱いも非凡の才がある。いや、非凡どころか軍隊でも敵わないであろう 伝説の神竜にして破壊の化身である火のネイティブドラゴン「フレクザィード」を剣一振りで倒したのだ。いくら父親の助力があったとしても 十歳にも満たない少年の行いとは到底思えない。最早神話の領域に達している。さらにおまけに様々な料理を作れる。さらにさらにおまけに 高級な素材を危険なダンジョンから採取し、宝石をバンバン使ってあるアクセサリーを山ほど造り、伝説級の武具を作り上げ、 魔法の薬をも調合可能。さらにさらにさらにおまけに上げた技術を使いこなし少年ながらアルヴァーナで一番金を稼いでいる。 ここまで来ると人間かどうかすら疑わしいレベルだ。ルーンファクトリーの歴代の主役たちにも同じことを言える。彼らはもう人間とは違う 別の生き物なのかもしれない。スーパーアースマイト人 ――― スーパーマイト人。忘れてもらえると僥倖である。 当然こんな超々優良物件の少年がモテない筈がなく、アプローチを掛けられまくりだったのだが、 それに全く気が付かないのは鈍感としか言いようがない。ラムリア一筋だったと云うことも鈍さに拍車を掛けたのだろうが。 それはさて置き、ラムリアは変らずに顔を赤く染めながら口を開いた。 「う~……じゃあ私が好きだっていうことを証明してください」 恥ずかしさと嬉しさが同居した笑みを浮かべ、可愛らしく答える。乙女乙女な雰囲気に呑まれたのか、アルス顔にも若干紅が差す 「な、何をすれば良いの?」 ためらいがちに聞く。心臓の鼓動が速くなっていることは気のせいではないのだろう。 アルスの内面に気が付いているのかいないのかは分からないが、赤くなった童顔に顔を寄せ、 「キス、してください」 目を潤ませながら言った。うっとりとした顔で要求されたアルスは、今度こそ顔を真っ赤にする。 「それはちょっと……恥ずかしい」 「なんでですか!?」 彼女の予想では、ロマンチックな空気の中躊躇いもなく口づけを実行するアルスとされる自分がいたのだが、 まさかこんなにも初々しい反応をされるとは夢にも思っていない。 「だってぇ……雰囲気と云うかムードがさ」 もじもじと俯きながら言う。要するに少女漫画のような空気が合わないというか弱いということらしい。 自分が押せ押せの時は、接吻どころか押し倒すことにも全く躊躇も恥じらいもないのだが、相手から求められるのが弱いとは。 サディスティックな人は打たれ弱いガラスの剣と云う話があるが、その良い例なのかもしれない。へたれとも云える。 (アルスさん……凄く、可愛いです!) 一方ラムリアはそんな恋人のヘタレもとい弱気な姿勢に魅力を見出したようだ。微笑みがにやけ顔に変わり、 若干鼻息が荒くなる。とはいえ実際にもじもじと顔を赤く染めたアルスは確かに可愛らしい、その手の趣味を 持つ人ならば鼻血を垂らしたとしても不思議ではない。 兎にも角にも一瞬危ない雰囲気になったラムリアはなんとか気を取り直した。そのままにやけ顔をにやにやとした 笑みに変える。アルスにとってはどちらも不気味である。 「でも、キスをしてくれなきゃ許してあげませんよ」 「うぅっ……」 弱みを握られ言葉に詰まる。そのまま数秒は俯いていたのだが、やがて覚悟を決めたのか、きっ、と顔を上げた。 「じゃ、じゃあキス、するよ」 「はい……」 お互いに赤く染まった顔がゆっくりと近づいていった。 「ん……」 声を漏らしたのはどちらだったのだろうか、影が重なる。一秒、そして二秒も立たずに一つになった影が離れた。 「………………………」 お互いに声は出さない、ラムリアは両手を頬に当て、うっとりと余韻に浸り、アルスは顔の半分を湯の中に沈め ぶくぶくと泡を立てる。よほど恥ずかしかったのか、元から赤い髪がさらに赤く染まっているように見える。 「体……洗うね」 居た堪れなくなったのかアルスは浴槽から身を出す。ざばぁっ、と水音がいつもより妙に響いた。 ――――――――――――――― 「~~~~~♪ ~~♪」 メロディは適当に、機嫌よく鼻歌まじりで体を泡だらけにしてスポンジで擦る。 体を洗っているうちに落ち着いたのか、アルスの体から紅色が薄らいでいた。先程も事後と云うことなので、 洗ってはいたのだが、ようは気分の問題だ。機嫌良く泡を増量している少年の顔からはすっかり羞恥心が消えていた。 「あわあわ~♪ ラムリアも体洗う?」 必要以上に泡を増やしながらラムリアに声を掛ける。普段やっていることや性格は子どもらしくないのだが(ついでに声も) こういうときは見た目相応の少年である。 「いえ、私はもう少し湯に浸かっています……」 未だ甘い空気に浸っていた余韻が消えていないのか、若干ぼんやりした声で答える。 そっか~、と笑いながら体を洗う作業を再開したアルスを見つめる。髪を洗いだしたアルスは目を瞑っている為 見つめられていることには気付かない。これが暗闇の中にいるモンスターや他人だったら視線を察することが できたのかもしれないがラムリアの前では油断しきっているためか、気付く様子は全くない。 ラムリアの瞳には無防備にさらされた愛しい少年のあられもない姿が映ってた。 筋肉が付きにくい体質なのか、普段から鍛えられているにも関わらず、ほっそりとしている。 だが弱弱しいと云うわけではなく健康的な体つきをしており、下手に筋肉が付くよりは余程動きやすいだろう。 顔を見る。友達のリーン程ではないが中性的な顔立ちは可愛らしく、また同年代よりも幼く見える。 将来は父親のカイルに似て美青年になるだろう。子どものラムリアにそんなことは考えつかないが。 ふと彼の双子の兄妹であり、自分の親友とも云える少女。アリアを思い浮かべた。二卵生の双子であるが、そっくりである。 髪型と服装を交換してみたら誰も気づかないのではないかと考え、笑みが口元に浮かんだ。本人達の前で言ったら 怒られそうなので言わないが、いや、案外本気で頼んだらこのお人好しな少年のことだ、渋々ながら引き受けてくれるかもしれない。 そう考えたのは一瞬で、すぐに笑みが淫靡なものへと変化する。現在見つめている部分は下半身の一部分。 流石にタオルで隠されているが、ラムリアの頭の中では男の象徴が再現されていることだろう。 自分を清純な少女から女へと変え、何度も何度も天国へ昇らせたアレ。ごくり、と喉が音を立てた。 「ねぇ……アルスさん」 「? なんだい?」 ちょうど全身を洗い流したときに声を掛ける。どことなく声に色があることを感じ取ったのか、 アルスは少し顔を曇らせた。 「―――、―――――、――――――――。」 淫猥なそして少し恥じらいを混ぜた声が、ぼそぼそと小さい音量で話した。 直後。アルスの顔が呆然とし、 「いいよ! ありがとう」 驚きと、そして少し照れを交えながら笑った。 ――――――――――――――― 「はぷ……んちゅ、じゅる……はぁ、はぁ」 両手で浴槽の縁をしっかりと握り、それを支えにしながら顔を前後に動かす。 口に愛しい少年の分身とも呼べるモノを咥えながら、音が出るように口内の唾液が泡立つように 絡ませる。興奮している為かあまり息が続かないようだ。時折口を離して息を整え、また咥える。 「あ……はぁ、気持ちいいですか? ん…」 「うん、とっても……ね」 ぼんやりとしながら答えるアルスの顔は、快感に酔いつつも愛おしげに、奉仕を続ける少女に 向けて微笑んでいた。 「それにしても……ん! ラムリアが自分からこういうことしてくれるなんて珍しいね、凄く嬉しいな」 「んぅ、くちゅ……ぷぁ! ふふ、いつも愛してもらっていますから、あむっ」 目に怪しい輝きを灯しながら答え、奉仕を再開する。時々口を離して片手で握り、恐る恐る上下に動かす。 子どもながら芸術品とも呼べる繊細で美しい指先が少年の陰茎を刺激する様子は、この上もなく淫気にみち、 かつある種の美しさがあった。 「はぁ、はぁ……こう、かな? ん……」 目を閉じ小さな舌を伸ばす。そして飴を舐めるかのようにチロチロと舌を動かす。 気のせいかもしれないが本当に美味しい物を舐めているような気がしてきた。 (ん! それにしても上手くなったなぁ……) 初めの頃は奉仕をするにしてもぎこちなかったのだが、今では自分のモノを夢中になって貪っている。 その変化に嬉しいと思う反面、その道に引きずり込んだことに対して罪悪感が湧いてくる。 だが、綺麗なものを汚したことに黒い充足感もある。自身に対する複雑な感情を誤魔化すように ラムリアの頭に手を伸ばし、優しく頭を撫ではじめた。突然頭に手を乗せられ、ラムリアは小さく目を見開いたが、 愛おしく髪を梳く手つきが心地よいのか、直ぐに目を細める。そのまま恍惚とした表情を崩さずに 視線をアルスの顔に向ける。翠玉を思わせる緑の透き通った目に見つめられアルスの心が揺れ動く。 所謂「上目づかい」であるが、まさかここまでクリーンヒットするものだったとは思わなかった。 (か、かわいい……) 惚気もあるが、あまりの可愛さにクラッときてしまった。同時に今まで我慢していた射精感が急激に込み上げてくる。 「う……ラムリア、そろそろ出そう」 その言葉を聞いてか聞かずか、ラムリアの責めも激しくなり、粘着性のある水音が大きくなる。 「ふぅ……ちゅぷ! んじゅ、むぅ!」 もはや奉仕すること自体に快楽を覚えているのか、甘美な嬌声を上げながら、さらに口を動かす。 下半身は湯船に浸かっている為見えないが、彼女の股間は間違いなくお湯とは違う液体で濡れていることだろう。 「出すよ、口の、中に!」 途切れ途切れに言葉を発した直後。ラムリアの口内に白い精液が大量に流れ込んだ。 「む、んぐぅ! ちゃぷ……んふふ」 ぬちゃっ、と粘ついた音を立て、陰茎から口を離す。口からあふれたアルスの精液が口元を汚しているが、 気にする様子は全くない。むしろにこやかである。口の中の精液を味わっているのか、ぷくっと頬を膨らませ もごもごと口を動かす。やっていることはこの上もなく淫猥なのだが、どこか微笑ましい。 「いつも思うけど、それ美味しいの?」 眉を顰めながら聞く。自分が出したものだろうに無責任な言い方である。そんな彼の言葉に頷き、 こくり、と喉を鳴らす。ちなみに飲み込むように調教したのは間違いなくアルスだ。 「ちょっと臭いますけど……私は嫌いじゃないですよ、珍味みたいで」 「あぁ……そ、そうなんだ」 自分の精液を珍味扱いされ若干顔が引きつった。グルメな父と祖父をもつ彼女だから出るセリフなのだろうが、 アルスは複雑な心境である。 「まぁ……アルスさんのだから、ですけど」 聞こえるか聞こえないか分からないほど小さく呟く。顔がまた赤くなる。ふと、自分の口元に精液が残っている 事に気が付き、音を立てながら舐めとった。 「……………………………」 半身は湯船に隠れて見えないが一糸纏わぬ、それも水の滴る愛しい少女が恍惚と淫靡な行為をする。 そのような光景を見てアルスの顔が変化する。無邪気な童顔から獣を思わせる欲望に満ちた顔に。 無意識に息が荒くなってきた。ふと自分の下半身に目を向けた。先程射精したばかりなのに もう元気になっている。取り敢えずタオルで腰を巻き、 「ねぇ、ラムリア」 「? なんですか?」 笑いながら声を掛ける。ただし目は全く笑っていない。 「お礼言ってなかったね、ありがとう」 「いえ、私がしたくて言い出したことですし」 「うん、でもお礼したいんだ。だから……」 腰を落とし湯船に手を突っ込む、突然のことにラムリアはびくっ、と身を震わせた。 そして、なすがままにアルスの腕に持ち上げられてしまった。 「きゃっ!」 外気に肌を晒されその温度の差に、またそれ以上に恥じらいで可愛らしい悲鳴を上げる。とっさに恥部を 両手で隠す。それ以外は隠しようもなかったが。 「体洗ってあげるね」 「え? え?」 お姫様抱っこで運ばれる。ラムリア自身も小柄であり、普段からハンマーや斧を振り回しているアルスにとっては そのままの意味で軽いものである。普段のアルスなら余程頼み込まないとお姫様抱っこなど恥ずかしがって やってくれないのだが、今のアルスはなんの恥じらいもなくそれを行う。戸惑いながらもラムリアはちょっと 嬉しいと思ってしまった。そうこうしている間に風呂椅子に座らされてしまう。 「あうぅ……」 「髪から洗うね」 軽く言い放ちながらいつの間にか泡立てていた洗髪剤を豊かな髪に流し込む。くしゃくしゃと優しく手を動かすと またたく間にラムリアの髪が泡に包まれていった。 「ぅん……アルスさん上手ですね、気持ち良いです……」 「いつもモコモコの毛を洗っているからね」 (モンスターと一緒なの!?) 自信満々に答えるアルスに内心でツッコミを入れるも、気持ちが良いので大声を上げる気にはならなかった。 後ろに立っている為、ラムリアの複雑な表情に気が付かないアルスは、続けて話す。 「ラムリアの髪はとっても綺麗で触り心地が良いね、長い髪って、僕好きだな~」 「そ、そうですか……そう言ってもらえると嬉しいです」 (良かったー、髪長くして正解だった) にやけながら内心でガッツポーズを決める。華奢な外見にしては意外と逞しいのかもしれない。 「まぁラムリアなら短くても可愛いんだろうけどね」 さらっ、と言ったアルスの気障なセリフに今度は顔を真っ赤にして固まる。にやけたり固まったり忙しい少女である。 「あ、そうだ、今度はこの髪を使って気持ち良くしてほしいな~」 一方アルスはアルスでとんでもないことを言う、どこでそんな知識を手に入れたのだろうか。 そんなこんなで髪を洗い終え、ぬるま湯で髪を洗い流す。一気に洗い流さないで少しずつ洗い流す アルスは子どもながらに紳士的であった。別の意味でも紳士だが。 「さて、次は体だね……」 「は、うぅ……」 いよいよ、とラムリアは期待を隠しながら声に出さないで言った。恥ずかしげに肌を染めながらも 抵抗しないのは、やはりOKと云うことなのだろう。なんとなくだがラムリアはアルスが舌なめずりを しているような気がした。普段の大人しいアルスと今のエッチなアルスは一体どっちが本物なのだろう。 そう思ったが、泡立ったスポンジが背中に当たった瞬間どうでも良くなった。どっちのアルスも大好きなのだ。 「ごしごーし♪」 「ぁ……んぅ……」 ごしごしと口にしているが、実際は焦らすように背中をスポンジで撫でていく。 完全に愛撫であった。ラムリアの口から喘ぎ声が漏れだす。 「あぁ……ふぅ、ひ! ぁ……」 「うーん、ラムリアちょっと腰上げて?」 背中一面を一通り撫で終わった後、アルスはラムリアに言った。息を荒くしながら、思考レベルが 落ちているラムリアはあっさりとそれに従った。瞬間。 「ふぁ!? ぁあん! 何を、するんで……んぁ!」 椅子と臀部の間に指を滑り込ませた。そのまま手を回しながら撫でる。というより揉む。 泡まみれの手がぬるぬると滑るように動き回る。 「だって、ここも洗わないと駄目でしょ?」 若干可愛こぶりながら、いけしゃあしゃあと口にする。小憎たらしいことこの上ない。 「ぅん……はぁ、そん、な……あぁあ!?」 小振りなヒップを揉むだけでは飽き足らず、穴にまで指を入れる。泡が潤滑油の代わりをしているが、 グリグリとほじくることには変わりなく、指を動かすたびに嬌声を隠そうともせずに甘く鳴く。 「あ、ゃあああ!!」 執拗に尻穴を責められた結果。短いが軽く絶頂に辿りついてしまった。達した声を聞いて満足したのか、 音を立てるように指を引きぬいた。 「はぁ、はぁ、はぁ……」 「次は前だね、手で、洗って良い?」 言い聞かせるようにゆっくりと間を空けながら話すアルスにラムリアは、恥じらいを顔に出しながらも こくこくと声を出さずに頷いた。それを見てアルスは優しく微笑み、抱きしめるように手を回す。 そして泡を大量に付けた手で、お腹を中心に撫でまわし始めた。 「ん、はぁ、くすぐったい……ですぅ」 無意識に逃れようとしているのか体をくねらせるが、逃れることは、がっしりと掴まれているし、 何より快楽を求めようとする自らの心がそれを許さない。物理的にも精神的にも逃げ道は奪われていた。 そして徐々に手が上へ上へと登っていく、そして遂に胸へと到達してしまった。 「あぁん! ふひゃ! うあぁ……は、ふ!」 彼女の弱いところを愛おしむように両手を動かす。左右非対称に、右手を上にしたら左手を下にし、 左手を上にしたら右手を下に動かす。ちょうど指と指の間に乳首が引っかかるように動かす。 楽器だったらポロロンと音を鳴らすかもしれないが、鳴るのはラムリアの嬌声であった。 「ふぁ、ふぁ……あぁ! ひっ!」 「ふふふー♪ 相変わらず揉み心地が良い……なんか前より大きくなってない?」 揉みながら疑問を口にする。普段から良い物を食べているからなのか、度重なるアルスとの 交わりのせいなのか、ラムリアの胸は中々に発育が良かった。とはいっても子どもの胸なので すっぽりと手に収まるサイズではあるのだが。人によってはその方が興奮するのかもしれない。 「ぅん! そう、ですか! あふぅ……うれし、いぃ!」 「成長期だからねぇ。あ、あと揉むと大きくなるっていうよね」 「ほ、本当ですか! ぁ、あぅ、……くぅん、なら、もっと……揉んで、気持ち良く……」 科学的根拠に乏しい話であるのだが、ファンタジーでは案外本当なのかもしれない。(矛盾した言い方だが) ラムリアも女の子だ。大きい胸には当然憧れがあるのだろう。 「うん! 分かった。言われなくてもそうするけどね」 「きゃうぅ! も、もぅ、エッチなんですから♪ ……あ! それだめぇ」 イチャイチャした空気になりかけた瞬間。乳首を摘み、軽く捻る。電気を流されたような 強い快感がラムリアの体を走った。それだけでは終わらず、片方の胸は少し強い力で揉んだ。 片方の乳首をくりくりと弄びながら片方は揉む。そしてそれを交互に繰り返す。波のように変化する刺激に 堪え切れなくなり、悲鳴に近い嬌声を上げる。 「あうぅぅっ! も、や! イっちゃ、は……あぁああぁ!」 そして、唐突に限界まで到達してしまった。ぐったりと倒れかかるようにアルスの腕の中へもたれ掛かる。 今の時点で何回も絶頂に達しているのだ。体が敏感になっているのも手伝い、弱弱しくなっているのだが、 そんなラムリアへ追い打ちを掛けるように耳元でアルスは囁く。 「またイッっちゃったね、挿入てもないのに……」 「あ、ぁ」 囁きだけで感じてしまうのか、生気のない眼をしながら小さく声を上げる。 「そろそろ……良い?」 「……できればもっと早く言ってほしかったです」 光のない瞳で睨まれ、ばつが悪くアルスは笑った。 ――――――――――――――― 浴室の床に仰向けに寝るアルスの上にラムリアが跨る形で乗っかかる。所謂騎乗位と云う奴である。 両手を床へ乗せ体重を支えているが、勃起した一物には、膣は宛がっており、腰を数センチおろせば そのまま結合するだろう。お互い準備万端で愛撫の必要は当然なかった。 「は、ぁ……当てているだけでも気持ちいいです……それよりもなんでお風呂でセ、セ、セックス する時は私が上になるんですか?」 セックスと云う単語を口にすることが恥ずかしいためか、どもりつつ言う。今さらと云う段階は 過ぎすぎている。そのことにアルスは突っ込まず、ちょっと敏感すぎないか、と 疑問を抱きながら答えた。 「だって床けっこう硬いから、寝っ転がると少し痛いよ」 アルスの言うとおり、浴室とはいえ床はそこそこの硬度を持っている。 ようするに、ラムリアが痛い思いをしないよう彼なりに配慮をしたと云うわけだ。 そのことに気付いたラムリアの顔は、いつもなら真っ赤になっているところである。既に赤くなっている為、 アルスは微笑んだだけに見えた。一瞬見とれたことは決して口には出さない。 (本当にこの人は……エッチな時でも優しいんですから……だめだなぁ、私、どんどん好きな気持ちが 大きくなっちゃう。この人以外は考えられない、なんて漫画の中だけの台詞だと思っていたのに……) さりげない、それこそ些細な思いやりなのだが、ラムリアは感動し、目を閉じ想う。 情事の最中だと云うのに、ラムリアの心の中ではとても純粋な想いが溢れ出していた。それは年月が経ち、 形は変わるのかもしれないが、けして無くなることはないものなのだろう。 「 愛 」と云う言葉で言い表せるものなのだろうか。詩人だったらもっと上手い表現で形にすることができる のかもしれないが、幼い少年少女にはまだ理解できないだろう。幼くなくても理解できる人は少ないのだろうが。 「あの~、ラムリア……さん?」 「はっ! ごめんなさいちょっと遠い世界に行ってしまいました」 目を瞑り、うっとりと夢想するラムリアに、つい敬語で声を掛ける。十秒程間があったのは、 アルスもラムリアから溢れだす空気に呑まれていたからだ。何と云うかもう、ぐだぐだである。 「あはは……まぁ良いけど、それじゃ挿入るよ」 「あ、待ってください」 頭の上に、はてなマークを浮かべる。可愛い男の子が首をかしげる姿は、中々攻撃力が高い。 「今回は私が動きます!」 「な、なんか妙に張り切ってるね、あはは……じゃあお願いするね」 アルスの思いやりを知り、それに応えたいと云う気持ちがあるのだろう。加えて騎乗位という自分が動くには 絶好の体位。ラムリアは張り切って奉仕することを胸に誓った。 「それじゃあ、いきます……く、うぅ……」 ゆっくりと腰を下ろしていく、硬い肉棒の感触が、柔らかいが強力な締め付けが、お互いを快楽へと誘っていく。 「は、あぁ……う、うごき……ま、すぅ!」 挿入と同じようにゆっくりと腰を上げていく、そしてまた下げ、上げる。喘ぐ声と水音が小さく交じる。 「あ、ぁあああ……ふああぁ、声、でちゃ……」 「ラムリア……」 目を細め、優しく、そして心配そうに愛する少女の名前を呼ぶ。 徐々に腰を上げ下げする速度が速まってはいるのだが、やはり自分から快楽を得ることに恐怖を感じるのか、 思い切った行動はできずにいた。 (あぁ、もっと腰動かさなきゃ駄目……アルスさんを喜ばせたいのにぃ……) 心の中で自分を叱咤するも、行動には反映されない。快感があまり強くないためか、思考する余裕ができ、 ネガティブな考えが頭をよぎり始め、自己嫌悪にまで発展しかけたところで 「えいやー」 「っ!! ぎっっ! がぁっ!」 間の抜けた声とは正反対の凄まじい勢いで、アルスの肉棒が突きあげられる。 一瞬で頭の中が快楽に支配され、嬌声ではなく叫び声を上げる。アルスは、 そんなことお構いなしと云わんばかりに更なる突きを繰り出す。しかも連続である。 「やっ! ぐあぁ! だ、め! わ、だしが! うごおぉぉぉ♪」 「らぴっどすぱいくー」 濁音が混じった喘ぎ、いや悶え声を浴室に響かせる。その声を心地よく聴きながら どこどこと子宮に向けて集中的に連撃を与える。いつもの優しい快楽ではなく、暴力とも呼べる 責めに苦痛と変わらない快感が襲いかかる。もはや考えることも動くこともできない。 「おーりゃっ!」 「がっ!? あああああぁあぁあぁぁあああぁぁああ!!!!」 腰を床から離し、止めとばかりに一際強力な突きを与えた。心地よいとは云えぬ絶頂に絶叫が重なり、広い浴室に反響した。 「あ、あーー……も、だめ」 糸の切れた人形のように、アルスに向かって前のめりに倒れこむ。小柄な少女の体をアルスは抱きしめるように受け止める。 胸の中で呼吸を荒くするラムリアは、ぐったりと力なく呻く。何度も達したことにより、体力に限界が来ているのだろう。 「んーー……」 アルスは困ったような顔をして、少し考える仕草を見せる。すると何かを思いついたのか、ぶつぶつと呟いた。 そして、 「キュア!」 そこそこ大きな声で言い放つ。するとラムリアの体が、淡い光に包まれた。 「ん……あ、あれ?」 「大丈夫?」 光が治まるとともにラムリアは、不思議そうな顔をしつつ、ひょいっと身を起こす。 ラムリアが行ったことは、所謂回復魔法である。モンスターから受けた傷や消耗などは、杖や魔導書などを 必要とするが、体力を回復させる程度だったら、優秀なアースマイトである少年には造作もないことなのだろう。 「大丈夫ですけど……ア・ル・スさ~~ん!」 戻った体力を早速怒ることに費やす。 「あははは、やっぱり怒ってる?」 「当たり前ですよ! 私が動くって言ったのに、それにあんなに激しく……」 「えへへ、でも動いちゃ駄目とは言われてないよ」 「うぐ……」 確かにそうである。ラムリアが動くとは言ったが、アルスの行動に対して、制約は何一つ言っていない。 屁理屈とも云えるが、そのまま言葉を続ける。 「それに、ラムリアはすぐ思い悩んじゃうんだから、あんまり無理、しないでね?」 にっこりと、ラムリアの苦手で、そして大好きな笑顔でアルスは言った。 「あぅ……分かり、ました……」 「だからね……一緒に動こ♪」 「ひっ……ぃん! あ、あ、いきなりは駄目ですってば! うゃぁ……」 ほのぼのムードに成りかけたところで不意打ちである。この少年空気を読むことが苦手なのか、 それとも読まないのか不明である。 ただし、不意打ちと云っても先程の猛攻と違って随分と優しい。 「んっ、んくぅ! ふぁあ……気持ち、ぁん!」 急激ではなく、ゆっくりと、浸食するような快感がラムリアを支配し始める。ひそめていた眉は とろんと溶け始め、知らず知らずの内に腰が動き出す。アルスはそれを見届けた後、不適に笑い、陰茎の角度を変える。 膣壁を抉るように力強く、しかし決して速くせず、余韻が残るように追いつめてゆく。 「あ゛、が、おぉん! くぅぅぅううん♪」 もはや人間の声とは言い難い、まさしく犬のような鳴き声で快感に悶える。顔はもはや完全に溶け切り、 だらしなく笑みを浮かべ、口から唾液を垂らしていた。快楽の奴隷と化したラムリアを見てアルスは、 同じく快楽の中で恍惚と微笑む。試しに腰の動きを止めてみると、少女はより一層腰を激しく上下に動かす。 それだけではなく子宮の奥で、肉棒にかき回すような動きを求め、小振りな尻を回すように振った。 その動きは自分の快楽を増大させると同時に、アルスのモノをさらに刺激した。無意識に奉仕精神が働 いていたのかもしれない。それに応えるべくアルスも腰を逆の方向へと動かし、より刺激が強くなるように 努めた。互いが互いに快楽を与えようと交わるその様は、とても子ども同士のセックスとは言い難い。 というよりも本当にお子ちゃまなのだろうかこの二人は。まあ愛がなせる技なのだろう。 そうこうしているうちに互いに限界が近づいてきた。アルスは先程のフェラチオで、射精したためある程度余裕が あったのだが、その余裕も無くなる寸前であった。ラムリアにいたっては殆ど絶頂しっぱなしの状態である。 そして、クライマックスの瞬間はほぼ同時に訪れる。 「あぁっ! いぐぅ! いくぁあああああぁあぁぁああ!!!」 絶頂の時でもアルスの言ったことは身に沁みているのか、イクと言いながら果てた。 良く訓練されている。調教と云った方が合っている気もするが。その言葉に感極まったのか どうかは分からないが、アルスも直後に射精した。その瞬間アルスは、膣が絞りとるようにさらに きつくなった気がした。自身の精液を求めようと彼女の体までもが反応することを知り、 ラムリアの全てが自分を愛してくれていると思った。どことなく場違いな感動を覚える。 「くぅ……でもき、ついなぁ」 果ててもなお締め付けてくる感覚に苦笑する。だけどそれも悪くないなぁ、とアルスは胸の内で呟いた。 「アルスさん……」 ふと、ラムリアの声が聞こえた。上半身を倒し、顔と顔が重なる寸前で止める。 「ラムリア……」 自然と彼女の名前が同じようにアルスの口から零れる。密着している胸から伝わる震えは心臓の音だろうか、 鳴り響く音が殆ど同時であることが、なんだか嬉しかった。 そして、そうなることが当然のように自然に口が重なった。今日何度めのキスだっけ、とぼんやり 思ったが、触れ合う唇、そして絡まる舌の感触がそれを忘却させた。 「んぅ……ぴちゅ、くちゃ……ん、あっ!」 (ま、また大きくなってきた……) 挿入されたままのアルスの陰茎が大きくなってきたことをラムリアは、その身で感じる。 その後、すぐに口と口が離れた。混ざり合った唾液が線を引いた。 「んー……」 困ったようにアルスは声を出す。自分のモノが再度大きくなった自覚は当然ある。 何度も大量に射精しているのにも拘らずまだまだ元気なソレは、主の超人っぷりを無駄に示していた。 「もっと、していいかな?」 申し訳なさそうに言うアルスに対して、自然と笑みが浮かんできた。何度も達したとはいえ 先程掛けてもらった回復魔法のおかげで体力にはまだ余裕がある。断る理由はどこにもない。 「今度は優しくしてくださいね」 「う、うん!」 清純で、それでいて妖しく淫らな笑顔を浮かべながらラムリアは答える。対してアルスは 純粋そのものの笑顔だ。やろうとしていることは不純極まりないが。 ちなみに、この後数回戦行う予定のアルスが、ごっくんしたラムリアに口の中を洗ってもらわずに ディーップ☆ なキスをしたことを(しかも数回も)思いだして、顔を真っ青にする未来は―――そう遠くない。 ――――――――――――――― 「ふ……ぅ~~、流石に疲れましたね」 溜め息をつきながらぼそりと言う。あの後ハッスルしまくった二人が、部屋に戻った時にはもう次の日になっていた。 ベッドの上に寝っ転がり、薄いが肌触りの良い掛け布団を二人で被る。シーツは代えてあるので大丈夫である。 色々な意味で。 「そう? 僕はまだまだ大丈夫だけど……」 「勘弁してください」 けろりとしながら答えるアルスに速攻で断りを入れた。微妙になれた言い回しと云い、この二人には 良くあるやり取りなのだろう。 ちなみに何故アルスが、自分の家のようにヴィヴィアージュ邸にいるかと云うと、ラムリア以外の 家族が皆、親戚の家に行ってしまっているからである。ヴィヴィアージュ家は、ノーラッド王国中に親戚がいるため 親戚同士で会合するだけでも一苦労だ。一週間ほど家を空けるということで、子どものラムリアはお留守番を することとなったわけだ。別について行っても問題はないのだが、大人同士での話はつまらないだろうし、 何よりアルスと離れたくないということで、家族公認の仲である彼とお留守番と云うことになった。 学校の方もちょうど長期の休みとなっているため、アルスが泊まることに関しても問題はなかった。 気を利かせてくれたのかマックスからアルスには、お金もしっかり渡されていた。建前はボディガード代と云うこと らしい。今は平和なアルヴァーナとはいえ、彼らが生まれる前には、盗賊がいたり、フレクザィードの 復活に伴いモンスターの動きが活発になるなどのこともあったため。用心しても損はないということか。 ドラゴンだろうと片手で捻ることができるアルスは、まさにうってつけの人材であった。 情けない話だが、町の大人達全員でも彼一人に勝てないだろう。また子ども二人の生活とは云え、ラムリアも 生活力はそこそこあるし、アルスはもう言わずもがな、十分すぎるほどやっていけるわけである。 そんなわけで、二人は一緒に眠ろうとしている訳である。お下がりとはいえ豪華で大きいベッドは大人二人で も十分スペースが余るため一緒に寝ることに問題はない。 「ふ……ぁ、眠いです」 小さく欠伸をする。普段ならとっくのとうに夢の世界へと旅立っている時刻だ。おまけに散々まぐわった後である。 疲労も手伝い、気を抜けばすぐにでも眠ってしまうだろう。 「うーん……そろそろ寝ないとね」 「あ、アルスさん……その前に……」 「?? なんだい?」 アルスも眠そうに体を伸ばし、いざ眠ろうとした瞬間、ラムリアに声を掛けられる。 「愛してるって言ってくださいな」 「え……えぇ!?」 眠そうだがにやけた顔で、アルスにとってはとんでもない要求をする。 眠りかけていた頭が一瞬で覚醒し、顔がひどく熱くなってきた。 「言ってください」 「あ、うぅ……」 困っていることを楽しみつつ、再度要求。断れないことを知っている目をしていた。 その目に見つめられ、アルスには後が無くなってしまう。数秒後耐えきれないように口を開いた。 「あ、あ……いしテ、ル」 ゴーレムのように片言になりながら答えるアルスに、満開の花のような笑顔を返す。 「はい……私も、愛しています」 そう言ってラムリアは、一瞬だけ、触れるように唇と唇を合わせた。 「えっ!? あ!? らむ……」 「おやすみなさ~い」 目をまんまるにして、ラムリアに言葉を掛けようとするが、就寝の挨拶がそれを遮り、 さっさと枕に頭を預けてしまった。そして余程眠かったのか数秒後、寝息がアルスの耳に入ってきた。 残されたアルスは顔どころか全身を真っ赤にして呆然とする。今なら火の結晶よりも赤いと確信できた。 あ、湯気が出てきた。 数分後、正気に戻ったアルスは、溜め息をつきながら呟いた。 「はうぅ、しっかりと弱みを握られている……もうラムリア以外は考えられないよぉ……」 つい先ほど、彼女が考えたことと同じようなセリフを言い、目を閉じながら悶々とする。 虜にしたいと思っていたのに、虜にされたとアルスは確信するが、顔は嬉しそうである。薄く片目を開けると 天使のような寝顔が見える。願わくば、彼女と同じ夢が見ることができますように、と胸の内で呟きながら、 少年の意識も薄らいでいった。
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不明な名称の人物に関してその人物に関する、入室者のログデータがあります。 今後のモナーウェイの為に、正義の味方や優しい人は見てやってください。。。ログデータ(2011/10/15現在) 「リア充」を疑う前にご存知でない人がほとんどだとは思いますが、 このチャットには固定ID機能があります。 *固定IDとは? 個人に割り当てられた、不規則な文字列のこと。 *確認方法 不審な人物の名前をクリック及びタッチし、IDという項目を確認する。 そこにある文字列が、固定ID。 *リア充の固定ID rQeD0MOF0 上の固定IDと違う場合、リア充ではありません。 モナーウェイの管理・内部関係者という事もあり、 私達は個人を疑ったり、個人間のトラブルは避けたい所です。何故ならば、近代ではそれの延長として殺人・自害をしたり、 健全な人間を作り上げない空間を創成させたくはないからであります。 今後とも、暖かき「モナーウェイ」の応援をよろしくお願いいたします。 P.S. 固定ID一覧表を用意しております。未完成ではありますが、ご参考にどうぞ ⇒固定ID一覧表 代理管理・総務 龍之介
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東天一輝(あずま かずき)はフワフワと意識を空に漂わせていた。 セシリアに進められ、その押しの強さを言い訳に年頃の少年特有の好奇心にまかせて生まれて初めてワインを口にしてみたものの、いざ味わってみれば、渋いし、苦いし、正直なにが美味しいのかサッパリ分からない。おまけに慣れないアルコールで頭に霧が掛かったようにボンヤリしてくるしで、まるで良い所がなかった。 「なかなか良いワインだね…。馥郁とした香りがあって、ボディも強い…。でも、赤ワイン特有の、舌先がギュッと収縮する感じは、飲み慣れない人には苦手かもね。どうかな…?」 「そうですね……。この、舌が縮こまるみたいなのはちょっと……」 「やっぱりね。じゃあ、富嶽酒はどうたい…?私の所にあるのは富嶽領域(リージョン)産のだけど、キミ達地球の日本にも、日本酒という良く似たお酒があるんだろう…?私はね…、じつはワインよりもそっちの方が好きなんだ。特に、大吟醸のお酒の香りと旨味の織りなす重厚な完成度はたまらないよ。料理には辛口のお酒の方が合うけど、お酒だけを楽しむなら、やっぱり大吟醸だね」 「じゃあ、それでお願いします…!」 返答して、しまったと思った。本当は断る気まんまんでいたのだが、セシリアの勧め方が気持ちがこもっていて、つい乗ってしまった…。……『日本酒』というフレーズを出されて、つい日本人の心を刺激されてしまったのもある。遠き地で耳にする故郷の名は、どうにも離し難い親近感を覚える。 「それじゃあ…、ちょっと待っててね……」 そういって、セシリアは一度部屋から退出し、酒を取りに行く。頭の中は相変わらずボーっとしている。だが、慣れてきてみると、このフワフワとした不思議な感覚は、案外悪くない。 一輝がその不思議な心地にしばし身を任せていると、セシリアがガラス製の徳利を盆に乗せ戻ってくる。お盆をテーブルに置き、切子の猪口を一輝と自分の前に置いて、そして一輝の盃に酌をする。『孤界産みの母』に酌をさせるなど、樹木の世界(ウッドワールド)では極めて恭悦なことなのだが、界渡り(フォーリナー)である一輝にそうした感覚は無く、また、平時の判断力も鈍っていた。 なので、委細気にせずグイッと猪口を空ける。あまりの勢いに、セシリアが「あっ」と小さな声を挙げたほどだ。 口の中に、今まで味わったことのない甘く軽やかな香りと、ドッシリとした旨味を感じる。なるほど、確かに日本人の自分には、こちらの方が合っているようだ。それでも、細かな味の評価はよく分からないが、セシリアが所蔵しているほどなのだから、余程高い酒なのだろう。 急に勢いよく盃を空けだした一輝の様子に、セシリアが心配そうに顔を覗き込んでくる。 「大丈夫かい…?一輝」 その顔に、ドキリとする。 良く見れば…いや、良く見なくてもセシリアは美人だ。それに、真正面から瞳を覗き込まれて、急に顔が熱くなる。 いや、実際に顔が紅潮しているのだろう。なんだか、頬の辺りが熱っぽくって変な感じだ。それに……なんだか、だんだん気分が良くなってきて、どんなことでも出来そうな気持になってきた。 「綺麗ですね…、セシリアさん…」 「えっ!?」 間近で顔を覗き込まれながらそう言われて、セシリアも一瞬ドキリとする。平時の彼女に見られない戸惑いが、妙に愛らしい。 「可愛いですね」 だから思わずその顔を抱きしめてしまった。 「一輝…!!?」 言われた言葉と、巻かれた腕に、セシリアもまた、一輝のように顔を紅潮させる。 しばしそのままに互いの体温を感じ合わせる二人。 しかし、そこはやはり年の巧か、セシリアの方が先に落ち着きを取り戻す…。ふう、とため息のような息をはき、それから自身の腕を一輝の背中に回して、優しく少年を包み込む。 「寂しいのかい…?一輝……」 その表情は、母の顔だ。胸に抱く愛(フレア)をそのままに肌の温もりに乗せて、そのまま一輝に伝える。 「はい……。だって…、ここは、故郷とはあんまりにも違って、父さんも母さんも、クラスのみんなも居なくて……。でも、今は桃香が一緒だから、どこでも大丈夫だけど、それでも…、いつ帰れるかも分からなくて……。でも…、でも…、お兄ちゃんの僕が、そんな不安を桃香に見せる訳がいかなくてっ……!」 急に堰を切ったようにあふれ出てくる寂しさと不安。先ほどまでの高揚感が嘘のように、一瞬にしてそれは一輝を支配した。 その一輝の様子に、キュッと腕の力を強めるセシリア。 最愛の少年(ひと)の姿を、そこに重ねて……。 「ごめんね…、一輝…。キミや桃香をこの世界に呼んでしまったのは、この世界がもつ力のせいだ…。だから…、この世界を創り出した私のせいだ……。私は、キミ達に、とても申し訳ないことをしたと思っている……」 女神の懺悔に、界渡りの少年は、ただ黙って肩を震わせる。 「それに対して、とても埋め合わせが出来るとは思っていない…。だからせめて、こうさせて欲しい……。私は、キミの味方だ……。キミが求めれば、いつでもこうしてキミを包むから……」 そう言って、想いをフレアに乗せて包み込む。肌の温もりが人に安心感を与えることを、母の本能で知っているのだ……。 その温もり(フレア)に、色々な感情が爆発して、一輝は声をあげて泣き出す。 慈母(セシリア)はただ、優しくその背中をさすってやる…。 しばしの間泣くだけ泣いて、感情を出し尽くした一輝は、少し平静さを取り戻す。アルコールの感覚はまだ抜けないが、なんだか気持ちがすっきりした。 「……ごめんなさい、セシリア様。貴女に酷いことを言ってしまいました」 この世界での孤独をもらすことは、女神を責めることに繋がる。落ち着いた頭ではそれが理解できる。そしてそれは、一輝の最も嫌うところなのだ…。周りの人にはみな、笑顔でいてもらいたい……。 「大丈夫だよ…。事実だから……」 「いえっ。僕は確かに寂しさも感じてますけど、それ以上にこの世界に感謝してます。この世界のおかげで、ライラやマリアさんや桜花ちゃんに出会えた。桃香を取り戻すこともできた…。それに……」 抱かれた体を少し離し、セシリアの瞳を見つめて言う。 「貴女と会うこともできましたから……」 満面の微笑(えがお)で言う一輝。 その一輝に、やはり微笑(えがお)で返してセシリアは言う。 「もう…。そういう言葉を、誰彼にでも言うものではないよ…?女性に余計な誤解を抱かせる……」 言ってクシャクシャと一輝の頭を撫でる。 そして、二人で声を合わせて笑う。 「さてさて、私が無理にお酒につき合わせたばかりに、大変な思いをさせてしまったね」 「いいえ。色々吐き出してスッキリしました。これで心置きなく明日に備えられそうです」 「いよいよ本番…だもんね。キミの願いが叶うと良いね…」 「はい。ありがとうございます」 微笑(えがお)で励ますセシリアに、一輝も満面の微笑(えがお)で返す。 「それじゃあ、明日に備えて寝ようか…?」 「そうですね。もう、こんな時間だ」 セシリアは一輝を兄妹に当てられた寝室に案内する。ベッドでは先に桃香が静かな寝息を立てている。 そこに腰かけた一輝にセシリアは言う。 「そうだ、一輝。子守唄を歌ってあげようか…?」 「え!?でも……」 一輝がまたも顔を赤らめる。 「恥ずかしがることはないよ。いつも銀月や桜花にしてあげてることだ…。子供は、子供らしくしておくものさ……?」 柔らかいが有無を言わさない彼女の言葉に負けて、一輝は首を縦に振る。 「それじゃあ…、お願いします……。少し、恥ずかしいですけど……」 「変なこだわりを捨てて、小さい頃に帰ってみなよ…。私の歌は、心地よい眠りを運ぶ力があるから、きっと今夜は良い夢を見られる……」 ベッドに入り、掛布団をかける一輝。その布団に入り込んで、セシリアは一輝に添い寝する。 「え…?え……!?」 これまでで一番顔を真っ赤にする一輝。 セシリアは一輝の頭を胸に抱き、そしてゆっくりとしたテンポで子守唄を歌いだす。 初めはかえって寝辛そうにしていた一輝も、次第にセシリアの歌の持つ魔法の力に誘われて、意識を深い眠りの底に落としていった…。 慈母の詩は界渡りの兄妹を、優しい眠りの揺り籠に包み込む…。いましばらくは、使命を忘れて眠ってくれと、祈りを込める。 「(おやすみ…一輝…。今夜は私が、キミの夢を護るよ……)」 ――――――――――――――――――――――――――――――――――――――― ※夜伽=警護や看護のため、夜寝ずに付き添うこと。また、それをする人。 女神は今宵、界渡りの兄妹の夜伽を務める……。 -end-
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エフェクトがうまく動かないときには MMD・MMM共通のチェックポイント MMD・MME・MMMともに最新Verを使用しているか それぞれ何度か手直しが入っており、幾つか仕様が変更されている場合があります。自分の使っているものが最新のものか確認しましょう。 MMDのバージョンの確認方法 →メニューバー「ヘルプ」 「バージョン情報」 MMEのバージョンの確認方法 →MMDの右上にある「MMEffect」ボタン 「MMEffectのバージョン情報」 MMMのバージョンの確認方法 →MMMのウィンドウ左上にあるMMMのロゴ(アイコンと同じマーク)を押して「バージョン情報」 参考:2013/01/15現在の更新状況(各公開先の情報が反映されていない場合があります) プログラム名 バージョン 公開日 MMD 32bit Ver.7.39dot 2011/10/25 64bit Ver.7.39dot 2012/12/20 バージョン表記は変わっていないが更新あり公開日前にDLした場合は更新推奨 MME 32bit Ver0.32 2012/10/05 64bit ver0.32 2012/10/05 MMM version 1.1.8.2 2013/01/12 MMD・MME・MMMともに、展開前に「ブロックの解除」を行なっているか Vista以降のOSでは、インターネットを通して取得したファイルのうち、実行ファイル(.exe)や拡張ライブラリ(.dll)を含むものに対して、ウイルス対策として「ブロック」が掛けられる仕様になっています。 DLしてきたファイルを右クリックし、「プロパティ」を選択して開いたダイアログから「ブロックの解除」のボタンを押して「OK」ボタンを押して、ブロックを解除して下さい。 展開後に解除する事も可能ですが、その場合ファイル一つずつに対して行なわなければならない為、Zipファイルを展開する前に「ブロックの解除」を行ないましょう。 MMD・MMMが動作可能な各種ランタイムが入っているか MMD・MMMのReadMeを読んで、記載されているランタイムをセットアップしましょう。 使おうとしているfxファイルは最新のものを使っているか エフェクトファイルの公開後、MMEやMMMの仕様変更を受けてエフェクトファイルのバージョンが上がっている場合があります。 DLした配布動画やHPを確認して、エフェクトファイルが更新されていないか確認してみましょう。 使っているソフトに合ったエフェクトを使っているか エフェクトファイルは、MMD・MME用と、MMM用とがあります。自分がDLしたエフェクトファイルが使用しているソフト用のものか確認しましょう。 MMDでエフェクトが動かない時のチェックポイント 自分の使用しているPCに合ったMMD・MMEを使っているか MMD・MMEとも32bitOS用・64bitOS用があります。それぞれ自分のPCに合ったものをダウンロードしているか、MMDとMMEの組み合わせは正しいかを確認して下さい。 なお、MMDを公開しているサイト「VPVP」でDLできるMMDのバージョンのうち、「1.3 MikuMikuDance(DirectX9 Ver)」と「1.4 MikuMikuDance(64bitOS Ver)」以外のMMDではMMEは動作しません。 MMEはきちんとMMDにセットアップされているか MMEのReadMeを読んで、MMEをMMDにセットアップしましょう。
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注意書き [#y2b3959e] 商店開設許可証 [#n825c624] 商店開設許可証を販売しているNPC [#t25eaac6] 商店に出ている商品の確認方法 [#wf9883af] 商店開設許可証で売る事が出来ないアイテム [#e7e24a21] 名前 コメント 注意書き 商店=露店です 価格に使われるKMGは1K=1,000 1M=1,000,000 1G=1,000,000,000を示します。(ゼロの数が3つずつ増えると覚えると楽でしょう。) 商店(露店)を出すときは、○○番にオープンをチャットで報告してみましょう、また売りたい商品名と金額をチャットで報告すると早く売れる場合がありますので挑戦してみましょう。 商店開設許可証 ゲーム内通貨で買う事が可能、誰にでも店をだしてアイテムを売る事が出来ます。 使用回数は一回で使いきりです。 商店開設許可証を販売しているNPC NPC 価格 広場コンパニオン 4000 学園のコンパニオン 4000+手数料 商店に出ている商品の確認方法 NPC[生活指導]室伏先生に話しかけると今露店で販売中のアイテムを検索することが出来ます。使い勝手が良いとは言えませんが 一店一店回る必要が無いので楽が出来ます。アイテム出展前に他者の価格確認が出来るので出品前に確認してみましょう。 一度見た、露天はネームが青に変わります、未確認かはこれで判断します。(広場から一度出たりログインし直すと元の色に戻ります)*商店開設許可証で売る事が出来ないアイテム [#e7e24a21] 情報募集中 名前 コメント アイテム名 備考 ペット各種 ペットカード 鳳凰 研磨券(バラ) Random rateを変更させます。 聖魂珠(単品) 研磨失敗時のアイテム消失を身代わりになって防いでくれるアイテム ○○(NotSale) アイテム名の後ろにNotSaleと入っているもの ○○(非売品) アイテム名の後ろに非売品と入っているもの
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セシリア 性別/女 年齢/17才 身長/159cm 体重/50kg 性格/たぶん真面目 一人称/私 デッキテーマ/虫ワーム 好きな食べ物/食べれるもの 嫌いな食べ物/食べれないもの 好きなタイプ/ジョジョの奇妙な冒険(愛読)のブローノ・ブチャラティ 嫌いなタイプ/苦労を知らない人 好きなもの/マンガ 嫌いなもの/虫 元ネタSimon Garfunkel - Cecilia プロフィール 孤児。 15歳で孤児院から出て行く。 おばあちゃんの花屋で住み込みで働いている。(セシリアにおばあちゃんと呼ばれている老人) デッキどころかカードを一枚も持っていなかった彼女だがある事件を切っ掛けに一つのデッキを手に入れてしまう。 そのデッキの持ち主を探す事が彼女のストーリーになるでしょう。 彼女に邪悪なるワーム・ビーストの精霊が乗り移ると体からワームっぽい物を出す ワームを上手くコントロールできないのは彼女のデュエリストレベルが低いのが原因だと思われる 他のキャラクターとの関係 辻 ある事件で出会う、それ以降辻が苦手になる。 藤山英理 なんかいじめるから怖い モンタージュ仮面 カッコイイ! imageプラグインエラー ご指定のURLはサポートしていません。png, jpg, gif などの画像URLを指定してください。 マッケンジー神父(セシリアの横の人) 年齢22歳の男 セシリアの命の恩人であり義兄的存在 祖父から受け継いだ現孤児院の里親 デュエリストでは無いはずだがカード知識は豊富 元ネタBeatles- Eleanor Rigby シェフ・フアネス(中央の人) 年齢22歳の男 客が忘れていったデッキの精霊が見えるシェフ 一人でレストランを開いている セシリアと同じくデッキの持ち主を探しているが その客が彼の店に来ることは二度とないと思われる 使用デッキは【食べ物】 元ネタJuanes 左の人物 セシリアとフアネスが使用するデッキの持ち主 その他一切謎の男
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バビロニア キャラクター 王 アルゴン アッシリア 5~ アッシリアの王 王族 アンサブ アッシリア 2/9(名前だけ) アッシリアの皇太子 シャル アッシリア 9~ アルゴン王の弟 後宮 ジャマリ アッシリア 7~ アルゴン王のお気に入り
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点呼 【てんこ】 ①授業の初めにする出欠確認。確認方法は教授によって異なる。 ②寮で全員そろっているか調べること。各寮の階ごとに廊下で行う。寮生用語。
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